2015/08/18　クイーンズランド大学(UQ)の卒業生、Chadden Hunter さん(Bachelor of Science, First Class Honours, ’95) が紹介されました。【MEC留学】

Hunterさんは、有名な大自然ドキュメンタリー番組であるプラネット・アースとフローズン・プロネットのスタッフです。この番組では、これまでアクセスの不便さや厳しい条件から、取材が困難とされてきた南極と北極を紹介する番組で、Hunterさんはその現地に赴いて撮影を行っています。

Hunterさんが撮影で、南極の氷の海の下をダイビングしたことが最も非現実的な体験だったと言っています。海に入ると、あまりの温度の低さに体を刺すような痛みが走ったそうですが、さらに深く海を潜るとそこはまるで別世界のようだったと語っています。

しかしHunterさん自身は、学生時代動物学を専攻しており、将来メディアの世界で活躍するとは夢にも思っていなかったそうです。そしてメディアの道に進むようになったのは、大学で博士に進み、エチオピアのシミエン山に行った時に、イギリスの動物学者でありメディア・プロドューサーであるSir David Attenborough氏に出会ったことがきっかけだそうです。

Hunterさんが大学で動物学を学んでいた90年代はちょうど、鯨や熱帯雨林などの動植物の保護や環境問題に世界中が注目している時代でした。そしてそれは現在も取り組まなければならない国際的問題であり、サステナビリティの重要性が言われています。Hunterさんは、その問題へのアプローチ方法として、特に次世代を担う若者達が、インターネットなどのソーシャルメディアを利用して個人ひとりひとりに環境問題の重要性を訴え、行動を起こす必要性を主張しています。Hunterさんはそのために、プラネット・アースとフローズン・プロネットのスタッフとして、ありのままの自然の素晴らしさや現状を、メディアを通して伝えているのです。

Hunterさんが卒業された、クイーンズランド大学は動物学を始め、リサーチ分野で国内外から高い評価を得ているオーストラリアの名門大学です。ノーベル賞受賞者も輩出しています。

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