小関 葉月 様

ホーソン‐メルボルン英語学校

留学について

学生のうちに必ず一度は海外留学を経験したいと考えておりました。短い短大生活の中に留学を組み込むことは難しく、本当にいけるのか疑問に思ったことは何度もありました。

しかし、ずっと憧れていた留学への思いは固く、あきらめずに準備をすすめていきました。

ホーソン・メルボルン英語学校について

授業の様子は、英語学校ならではのものでした。学生の国籍がさまざまなので、ディスカッションが盛り上がります。みんな自分の国のことを言いたがります。ですので、ひとつの授業でいろいろな国のことを知ることができます。

授業は午前と午後に2時間ずつ、間にILCタイムとランチタイムが1時間ずつあります。ILCタイムとは、簡単に言えば自習時間です。それぞれ図書館に行って自分のレベルや趣味にあった勉強をします。午前の授業で出された課題をこの時間に終わらせなければならないこともありました。

5週間に一度、エクスカーションがあります。私の時はオーストラリアの水の大切さを知るためのダム見学、野生のカンガルーウォッチング、カラフルな鳥がいる自然の中でピクニックをしました。短期で留学へ行く人も、長期の人も、その時まで行き先はお楽しみです。

現地での生活について

ステイ先はホームステイをさせていただきました。ステイ先のお母さんが料理好きであったため、毎日おいしいご飯をいただきました。学校にもホームステイで来ている日本人がたくさんいたので、その子たちとの意見交換も楽しかったです。

また、私のステイ先には台湾から来て同じ学校に通う女の子が先に到着していたので、わからないことはその子が教えてくれました。

 

留学ではたくさんの友達ができました。みな自己紹介をするときは名前より先にまず相手の国籍を知りたがります。日本にいては沸かない感情です。また、みな留学に訪れているだけあって、海外というものに興味を持った子ばかりです。お互いに自分の国の言葉を教えあったり、文化を紹介しあったりして楽しみます。

土曜日・日曜日は学校がお休みなので、それぞれ出かけたりします。私は現地で知りあった日本人の子達と買い物へ行ったり、シティへ観光に行ったりしました。ひとつ不便だったのが、私は短期留学だったので、携帯電話を契約しなかったことです。現地の子と待ち合わせをするのが不便でしたが、それはそれで日本では経験できないものだと思います。

 

メルボルンの生活は、便利さの点ではほとんど日本と変わりありません。しかし、自動販売機やコンビニエンスストアに並ぶ商品の値段はものすごく高いので注意が必要です。また、ホームステイで訪れる際には、家庭によってシャワーの時間が5分と決められているのでびっくりしないようにしましょう。

留学を通して

私は現地で特別に勉強しようとは思いませんでした。なぜなら毎日の日常会話がやっとで、頭は常に疲れているからです。外に出ると、そこは英語を使わなければならない環境です。日本人留学生の中には休日家にこもってYoutubeや日本のサイトを見てだらだら過ごしてしまう生徒も多いようです。積極的に町へ出るとよいです。マクドナルドのオーダーをするだけでも勉強になります。

日本に帰ってきてからも、あまり勉強をしようという気にはなりませんでした。現地の学校で学んでしまうと、日本の学習スタイルがとても効率悪く思えてしまうからです。それより、現地のような、テレビをつけても町に繰り出しても英語が飛び交っているという環境に浸ること、その学ぶ気なしでもいつの間にか身についている現象、それが理想だと感じるからです。

 

初めての留学でしたので、多くのことはできませんでした。しかし、十分に英語のシャワーを浴びて帰ってくることができました。勉強しに行ったはずが、現地のものは日本の学習スタイルとは異なるので、勉強というよりおしゃべりをして帰ってきたという感じです。しかし、そのおしゃべりと言えば簡単に聞こえるかもしれませんが、会話だけでも相当苦しみます。それが勉強だったのではないかと感じています。