A.N.様

留学先:ディーキン大学附属英語学校

留学期間:2015年9月〜2016年3月

クラスについて

私はGeneral English (GE)とIELTS Preparation を受講しました。

GEクラスの特徴としてはProjectという課題があり、3〜4人の少人数または個人で取り組みます。Projectの内容は学期ごとに異なりますが、私は文化の違いについて映像を作ったり、架空の新聞を作りその内容に基づいたニュース番組を制作したりしました。同じProjectグループの学生と様々な意見を出し合い、締め切りまでに作品を完成させることは想像以上に労力を使いました。一方で、Projectを進める中で他の国からの留学生と話す機会を持つことができ、その国の文化や習慣、課題に対する取り組み方などを垣間見ることができました。

その他にGEクラスはEAPクラスなどと違って学期に2回、遠足があります。私はテレビ局や旧メルボルン監獄、移民博物館、メルボルン博物館などに行きました。そのクラスで主に扱う内容に沿った場所に行くので、理解が深まる良い機会だったと思います。

IELTS Preparationは10週間でひとつのコースになっていますが、5週間だけでも受講は可能です。このクラスでは特に語彙を増やすことに重点をおきながら、IELTSで出題されるSpeaking, Listening, Reading, Writingの4要素全てを万遍なく扱います。受講生の半数以上が本番のIELTSでそれぞれの目標スコアを取ることを目指しているためか、GEクラスの時よりも質問が飛び交いましたし、先生もそれらの質問に親身に答えてくれました。またクラスメート同士でフィードバックを言い合ったり、励ましあったりしてGEクラスの時とはまた違う雰囲気の中で勉強することができました。

DUELI Volunteer プログラム

私は留学を始めた当初からVolunteerプログラムに参加し、20週間活動をしました。Volunteerになって一番良かったことは、多くの人と出会うことができたことです。Volunteerの仲間はもちろん、DUELIの卒業生であり大学や大学院で活躍しているDUELI Leadersとの出会いや、更に言えばイベントを通じて全校生徒と話す機会もありました。クラス以外で友達を作るのは実際には難しいですが、Volunteerとしてイベントに参加することで多くの人と知り合うことができました。

Volunteerの主な活動は、DUELI Clubの活動のサポートです。例えば、学期の2週目に行われるMorning Teaや毎週行われるSocial Event、学期末に行われるDUELI Festなどです。Volunteerとして活動に参加するのは強制ではなく、自分の都合に合わせて参加できる所に参加します。合計で10時間、活動に参加すると修了式の際にVolunteerに参加したという証明書を受け取ることができます。証明書として形に残るのも嬉しかったですが、Volunteerとしての活動を通してコミュニケーション力や英語力が磨かれ、自分の自信になりました。

寮について

私は約3ヶ月シェアハウスに住み、その後大学寮に移り約3ヶ月を過ごしました。シェアハウスは家賃が安い点は良かったのですが、オーナーも同居しているタイプのシェアハウスで、私はどうしてもオーナーと合わなかったので退去することを決めました。別のシェアハウスに移るか、部屋を借りるか考えましたが残りの滞在期間が3ヶ月と短い方だったので契約が難しく、最終的に大学寮に入ることを決めました。大学寮は4〜5人の学生とキッチン・リビング・シャワー・トイレをシェアするタイプの部屋と完全に個室の2種類の部屋があります。私はシェアタイプの部屋に入りました。初めの1ヶ月半は自分を含め留学生3人とオーストラリア人学生2人の5人部屋でした。

この部屋は、それぞれは静かで騒音問題はありませんでしたが、共用部分がとにかく汚く(週に数回、お掃除が入りますが物が落ちている所は手をつけないというきまりがあるため、物が散乱している場合は片付けない限り綺麗にはなりません)どうにも手がつけられませんでした。その後の1ヶ月半は部屋が代わり、自分を含め留学生2人とオーストラリア人学生3人の部屋でした。この部屋も共用部分は綺麗とは言えない状態でしたが、それよりもパーティー好きなオーストラリア人学生が集まった部屋だったようで、連日深夜までうるさかったです。これはシェアタイプの部屋にも個室タイプにも言えることですが、寮の壁は厚いのですがドアが非常に薄いので音は漏れやすいです。音に敏感な人は耳栓を持っていくことをおすすめします。

寮に入って良かった点としては、寮の目の前が学校と抜群のアクセスであること、共用部分にはお掃除が入るので最低限の清潔さを保つことができること、そしてDUELI以外の学生と出会えることです。特に3点目ですが、寮には基本的にDeakin大学・大学院の学生が入居しています。DUELIに通うだけではなかなか出会えない学生と出会い、シェアタイプの部屋であれば同居することになります。同居生活は楽しいことばかりではありませんでしたが、留学ならでは経験ができたと思います。

携帯・Wi-Fiについて

私はSIMロックがかかったスマートフォンを持っていきました。SIMロックフリーであれば、オーストラリアでSIMカードを買って入れ替えればよかったのですがそれができないため、プリペイドのポケットWi-Fiと携帯電話を買いました。ポケットWi-Fiは本体代と1ヶ月間使用できる2GBのデータがついて約50ドルでした。1ヶ月が過ぎると毎月30ドルで3GBずつデータを買うか、50ドルで1年間有効の5GBのデータを買うなど、自分の使用料に合わせてデータを買い足します。

私はポケットWi-Fiは主に出先で使用する用として購入し、使用しない時こまめに電源を切ることを心がけていた所、5ヶ月でも5GBを越すことはありませんでした。携帯電話は12ドルほどで購入し、1ヶ月間有効の5ドル分の通話料を毎月購入しました。友人との連絡は日本から持って行ったスマートフォンでLINEやMessengerを利用するので、実際に電話することはほとんどありませんでしたが、オーストラリアで生活する上で何かと自分の電話番号があった方が便利だったので、携帯電話も購入して良かったと思います。通信費については学校のWi-Fiを利用したり使いすぎに気をつけたりすれば、日本よりも抑えることができると思います。
(上記の料金は変更されている可能性がありますので、参考までに)