鈴木 のどか 様

ディーキン大学附属英語学校+ディーキン大学スタディーアブロード

ディーキン大学付属英語学校(DUELI)について

私の思うDUELIの一番の魅力は、在籍している生徒の国籍のバラエティーの豊かさです。私が在籍していた期間は、アジアはもちろん、南米、中東、ヨーロッパ、アフリカといった幅広い地域から学生が集まっていました。5か月間のDUELI生活を通して、本当に様々なバックグラウンドを持った友達を作ることが出来ました。

私はEAP(English for Academic Purposes)という現地の大学で勉強するための基礎を身に付けるクラスをとっていました。プレゼンテーションをしたり、リサーチエッセイやレポートを書いたり、なかなかやりがいのある課題がクラス毎に与えられました。遅くまで友達とコンピューター室に残って課題に取り組んだのは、いい思い出です。

大学での授業について

覚悟はしていましたが、大学に入って現地の学生と同じ条件で授業を受けるというのはやはり生易しいことではありませんでした。母国語でも難しいであろう内容の授業に英語でついていくことはもちろん、次々と迫る山のような量の課題、なかなか発言できないディスカッションなど、困難なことでいっぱいでした。しかし、とっていた授業がずっと興味のあった分野だったので、大変な中でも投げ出したくなることはなく、好奇心を持って取り組むことが出来ました。私は社会学、文化人類学、アジア太平洋の国際関係、そして移民と多文化社会という授業をとっていました。特に国際関係の授業では、日本が抱える政治的問題を外からの視点で学ぶという、とても面白い体験が出来ました。

ディーキン大学は、他の大学と比べても留学生がかなり多い方だと思います。それだからか、留学生をサポートするシステムが非常に整っていました。私がよくお世話になっていたのは、英語が第二言語の学生向けに、上級の学生や先生がレポートやエッセイの添削をしてくれるサービスです。自分学習計画などの相談にも乗ってくれ、とても助かりました。また、Conversation Clubという英語のスピーキングを鍛えられるクラブもあり、よく参加していました。また、Language Exchangeを通して出会った友人とは、その後に日本人留学生と日本に興味のある学生との交流を目的としたJapanese Clubを一緒に立ち上げることにもなりました。

メルボルンでの生活について

私は一人暮らしのおばあちゃんのお宅にホームステイをしていました。居心地がとてもよく、家族のようにかわいがってくれたので、本当に安心して留学生活を送ることが出来ました。私がステイしていた11か月を通して、アメリカ人、ベトナム人、ドイツ人のハウスメイトが出入りしていて、彼らと交流出来たのも楽しかったです。

メルボルンは、住めば住むほど魅力を発見できる街でした。常にシティーでは何かしらのイベントが催されているし、かわいいお店を探すのも楽しいし、世界各国のおいしい料理も充実しています。天気のいい日はビーチに行ってのんびりしたり、公園でピクニックしたりと、オーストラリアならではの、のんびりとした生活を送っていました。

学校外での活動としては、クリスチャンの学生団体の集まりに参加していたことがありました。そこで学んだことや聞いたお話を通して、宗教というものに対してとても寛容になった気がします。友達に誘われてチャリティーイベントのスタッフとして運営に関わったり、クイーンズランドで住み込みのボランティアとして米作りのお手伝いをしたり、旅行でもオーストラリア国内様々なところへ行きました。思い返すと結構いろいろなことを経験できたな、と思います。この留学を通して得た出会いや経験は、私の考え方や物事の見方を変えてくれました。このような機会を与えて下さったMECに心から感謝します。また必ず戻ってきたいと思える街に留学できて良かったです。