石野 可奈子 様

ニューサウスウェールズ大学付属英語学校+大学院

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Profile
2004年4月 慶応義塾大学 環境情報学部 入学
2008年3月 慶応義塾大学 環境情報学部 卒業
2008年4月 アメリカンファミリー生命保険会社 入社
2010年12月 アメリカンファミリー生命保険会社 退社
2011年2月 ニューサウスウェールズ大学付属語学学校 入学
2011年7月 ニューサウスウェールズ大学大学院 広報・広告修士コース 入学
2012年8月 ニューサウスウェールズ大学大学院 卒業

オーストラリア、UNSWを選んだ理由

私はこれまで神奈川県で生まれ育ち、一度も生活環境を変えた経験がなかったため、これまでとは別の環境に身を置き、全く異なる環境で生活してきた人たちと交流することで、自分が生活してきた環境や続けてきた考え方を一度客観的に見つめたいと考えました。
また私は、留学中に出会うバックグラウンドの全く異なる人たちが、いま何を考え、どういった生活や日常的な習慣を続けているのか、ということを実体験を通して知りたいと考えていたため、ある程度の期間、決まったメンバーと、同じ環境下で一緒に生活ができるような留学形態と選びたいと思いました。
そのような理由から、できるだけ国籍の多様性のある場所で、出会った人たちと長期的な人間関係を築けるような環境に出ようと考え、オーストラリアのシドニー、そして国際性が評価されているUNSWで、学生として留学をすることに決めました。

留学先での生活

語学学校
シドニーに到着してからまず通い始めたのが、大学院での勉強に必要な語学力を身につける付属の語学学校でした。ここには平日毎日通い、決められた時間割に基づき17〜18人のクラスで授業を受けます。Writing, Reading, Listening, Grammar, Presentation, Discussion等の授業がありあましたが、特にWritingについては、アカデミックなエッセイに必要な表現やルール、文献の使い方などを学び、入学前これらは基本的な知識すらなかったので非常に助けとなりました。
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また10週間のあいだ、毎日顔を合わせるクラスメイトがいたおかげで、お互いに良い影響や刺激を与えながらスキルアップができ、コース終了時には強い連帯感が生まれました。私はこの語学学校で10週×2コースを受講しましたが、このコースでの多くの試験をパスしないと大学院への入学ができないというプレッシャーが常にあり、それが語学力アップにつながったと感じています。

大学院での授業

大学院に入学してからは、Public Relation & Advertisingという修士コースに在籍し、週に4コースを受講していました。だいたい1つのコースで3〜4つほどの課題が出されるため、毎週何かの課題に追われており、内容は、単独でのエッセイやプレゼンの他、ペアワーク、グループワークなども多く、また私はアート系のキャンパスであるCOFAでの授業も受講していたため、グループでの映像制作等も行いました。

UNSWは留学生が半分以上を占めるため、課題についてのアドバイスがもらえるLearning Centreという機関があり、エッセイのチェックのために頻繁に利用をしていました。それでも実際は英語面でのハンデがネイティブよりあったため、内容やアイディアが評価されたことでネイティブよりも課題で高得点を得られたことは、達成感を一番感じることができた瞬間でした。

課外活動

大学内には様々なクラブや団体があり、大学内の敷地でも頻繁にイベント等が行われています。その中で私が興味をもったのが、ウィンドサーフィン&セーリングクラブでした。もともと留学前からセーリング競技に興味をもっていたこともあり、このクラブの存在を知ったことをきっかけにクラブのレッスンに参加をしてみました。ウィンドサーフィンと聞くと、特別な道具が必要であったり、またその操作も難しく、敷居が高いように思えますが、クラブでは初心者のための無料レッスンを設けており、道具の貸出しやゲレンデまでの送迎もしてくれたため、全くの初心者でも気軽に参加することができました。
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私はシドニー国際空港の近くにあるBotany Bayでのレッスンに参加し、クラブを運営しいている学生に教えていただきました。この体験をきっかけに、留学から帰国後も日本でウィンドサーフィンを続けています。。

滞在先

現地での滞在については、語学学校在学中にホームステイ、大学院入学後は大学寮での生活を送っていました。ホームステイでは、Maroubraという地区のビーチすぐ近くに住む、年配のアイルランド人女性の自宅でお世話になりました。世話好きで話し好きな、ヨーロッパ人特有のユーモアをもつ方で、5ヶ月間のうちほとんどの間は二人暮らしでしたが、その方の子供家族、友達の方にも頻繁にお会いできたことで、交流の幅も広がり、また英語習得の面でも役に立ったと思います。

 

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現地での滞在については、語学学校在学中にホームステイ、大学院入学後は大学寮での生活を送っていました。ホームステイでは、Maroubraという地区のビーチすぐ近くに住む、年配のアイルランド人女性の自宅でお世話になりました。世話好きで話し好きな、ヨーロッパ人特有のユーモアをもつ方で、5ヶ月間のうちほとんどの間は二人暮らしでしたが、その方の子供家族、友達の方にも頻繁にお会いできたことで、交流の幅も広がり、また英語習得の面でも役に立ったと思います。

その後、大学院入学と同時に大学敷地内の寮に移りました。私が入寮したInternational Houseという寮は、国籍の多様性をコンセプトとしていたため、授業やクラブ活動だけではなかなか出会えない国籍の学生とも生活をともにできる、とても貴重な機会を得られたと思います。また寮内では学生達の交流を促すアクティビティが多く、最も印象的だったStudy Breakという活動では、毎週自分の国の文化や習慣をプレゼンテーションと食事を通して紹介する、というチャンスに恵まれました。ここでは、一般的なガイドブックやインターネット検索などでは得られない、同じ世代の友達の目線によって集められた日常を紹介し合うことができ、私の今回の留学の目的の一つが叶えられたように思います。

留学を終えて

留学中、語学学校・大学・寮生活などを通して、期待していた以上に多様な国籍や人種の方々とともに生活をすることができ、日本での生活ではなかなか体験することのできない貴重な1年半を過ごせたと思います。そうした環境の中で自然と、私のこれまでの生活や物事の考え方を見直す、という目的も遂げられたように感じます。特に、現地の生活では、私が日本国籍であるというだけで優遇されることも少なくなく、日本国籍の力や日本人であることのありがたみに気づけたことは、自分の考え方に大きな変化をもたらした体験だったと思います。

留学の形態は進学、ワーホリ、就職など様々ですが、私は大学院への進学をしたことで、知り合った友人たちと同じ目標に向かいながら、時間をかけて付き合えたと同時に、留学後もその関係を続けていけていることが大きな財産となっています。留学はそれまでもっていた考えを見直したり改める、本当に貴重な機会だと思います。

日本人にとって留学は、学生にとっても社会人にとってもまだまだハードルが高いと思いますが、私は実際に留学をしてみて、ぜひもっと多くの方に海外に出てほしいと思いました。海外には、日本国内にいるだけでは気づけない、知るべきことがたくさんあるように感じます。
留学は、滞在先の国や地域、留学の形態、現地での生活の仕方などでそれぞれ得られるものも異なってくると思うので、これから留学を考える方は、目的とそれが叶えられる留学先を考えながら選び出すことが大切だと思います。