家志 千尋 様
ニューカッスル大学附属語学学校+スタディーアブロード
語学学校と大学について
私は大学附属の語学学校に20週間通いました。
大学附属なので学校は大学内にあり、現地の学生と同じように図書館やジムなどの施設を利用することもできます。そして、大学での授業に留学生がついていくためにレポートの書き方やグループディスカッションなど実際に「使える英語」を学ぶことができます。
クラスの生徒の構成はアジア系、ブラジル、中東、アフリカ、ヨーロッパと国際色豊かで、学校内にはイングリッシュ・ゾーンが設けられていて、学校が積極的に英語を学ぶような環境を作ってくれています。
スタディー・アブロードと呼ばれる大学の正規授業は1セメスターを取り、好きな授業を取ることができたので私は次の科目を履修しました。
・英語
・オーストラリアポピュラーカルチャー
・環境倫理学
現地の学生と全く同じ授業を英語で受けることはもちろん簡単なことではありませんでしたが、テストやエッセイで良い成績をもらえた時の喜びと達成感は現地の学生に比べとても大きいです。大学の図書館はお休み以外24時間空いているので、テスト期間になると友達と通って必死に勉強していました。
ニューカッスルの街について
はっきりいってしまえばすごい田舎です。ニューサウスウェールズ州で二番目に大きい都市と聞いていましたが、びっくりするほど交通機関や不便なことが多いです。
しかし海沿いのゆったりとしたこの街の雰囲気は忙しい日本を抜け出してする留学だからこそ、心から味わえる貴重な体験です。
大学から電車を使って15分くらいでビーチに行けます。私は勉強の気分転換や友達と遊ぶのに時間さえできれば海へ行っていました。自然の多い街並みと田舎ならではの人の温かさ、日本人の少なさなど、しっかり英語を勉強したい人にはまさにぴったりな環境です。
また年中通して温かいので、とても過ごしやすい気候で、ほとんどの留学生が1年中ビーチサンダルで過ごすようになるオーストラリア人化という現象が起きます。
現地での生活について
私は、ホームステイに5か月、寮に残りの5か月いました。
シャワーは10分、晩御飯の時間が早い、などの問題でホームステイを3軒変更し、自分はホームステイに向いてないなと思い、寮に移りました。
ホストファミリーといっても他人、ましては文化の違いもあるので問題が起きるのは当たり前かと思います。それもまた良い経験でしたし、ファミリーは温かい人達ばかりでしたので良い思い出です。
寮では4人のハウスメイトとキッチンとシャワーは共有でそれぞれ自分の部屋で住んでいました。3人はオーストラリア人で1人はノルウェー人でした。
私の寮は200人以上住んでいて週末やイベントごとにみんなで騒ぎます。みんな同じ大学生なので勉強するときはする、遊ぶ時は思いっきり騒ぐと大学生らしい生活ができます。4つあるうちの私の寮、「エバットハウス」
http://uonservices.org.au/accommodation/on-campus/future-residents/where-can-you-live/evatt-house
は現地の子が8割くらいなので英語の勉強にはすごく助かりました。大学自体の学生主催のイベントも多いので積極的に参加していけば友達を作るのはとても簡単でした。テスト前にみんなのストレスをなくそう!とウォータースライダーが大学に一時的にですが設置されていたこともありました。
ニューカッスル大学には日本語学科があるので、日本語を学んでいるオーストラリアの学生も多く、日本語のクラブがあります。
私はよく現地の友達の宿題やテスト勉強を手伝う代わりに自分のエッセイの採点をしてもらっていました。
留学を通して
多国籍文化のオーストラリアでは自分が日本にいたら一生出会わないであろう多くの人々に出会えました。この交流があったので自然と好奇心が働き、社交性、コミュニケーション能力、もちろん英語力は上がりました。それに加え慣れない土地で暮らすために生活力、生きるために諦めずに問題に立ち向かう姿勢も学びました。
留学はずっと前からの夢でしたので、ニューカッスルでの10カ月間の経験はまさに夢の実現でした。辛いこと、頑張ったこと、楽しかったこと全て一生忘れない宝物です。
最後に、この留学をサポートしてくださったMECの山下さんにはとてもお世話になりました、ありがとうございました。