田村 波穂 様

ディーキン大学付属英語学校+スタディーアブロード

ディーキン大学附属英語学校(DUELI)について

私は、EAP2・3で約2ヶ月半、大学で学ぶスキルを身につける為の勉強をしました。具体的には、レポートやエッセイの書き方、リスニングのトレーニングから、グループプレゼンテーションやディベート等、実践的な学習まで行いました。クラスメイトは中国人が最も多く、その他にタイやベトナム、アラブ首長国連邦等、あらゆる国籍の学生がいました。授業は和気あいあいとしており、とても良い雰囲気で毎日楽しく勉強できました。

レポートやエッセイを書く際、自分の意見を証拠付ける為に本やインターネットを参照・引用しなければならず、数多くの文献を読む事にとても苦労しましたが、その苦労が後の大学での勉強に大変役立ちました。また、グループプレゼンテーションやディベートは、国籍の違う学生とのグループワークだったので、モチベーションの違い等の理由で、衝突する事も何度かありましたが、文化の違いを理解するという面では、とても勉強になりましたし、この経験も大学でグループワークを行う際に大いに役立ちました。

語学学校では、各クラス5週間同じ学生と勉強するので、ここでできた友人とは、語学学校を卒業しても、休日一緒に出掛けたり家に遊びに行ったりして、ずっと仲良くしていました。セカンドスピーカー同士、気兼ねなく英語を練習する事ができましたし、私は少しだけ中国語や韓国語も覚える事ができました。余談ですが、今年の秋に今でも仲良くしている友人に会いに、中国へ遊びに行く予定です。

ディーキン大学 Study Abroadについて

私は、大学で以下の3つの科目を履修しました。

  • Australia Today
  • International Relations
  • Pixel to Print

 

Australia Todayでは、オーストラリアについて、地理学や文化等、幅広く学びました。フィールドエッセイでは、footy(オーストラリアンフットボール)を観戦し、それについてレポートを書きました。この科目は、留学生だけが履修できるので、アメリカやカナダ、フィンランドやインド、中国等本当に世界中のあらゆる国の学生と一緒に勉強ができ、とても楽しかったです。

 

International Relationsは、私にとって「試練」でした。アメリカや中国の動き、中東の石油、環境問題等、あらゆる事柄を国際的な視野で問題定義し、またその問題に対してのオーストラリアの世界的立場や状況等、幅広く学びました。私は日本の大学で商学を専攻しているため、国際関係論は未知の分野であり、更にそれを英語で学ばなくてはならないという事で、理解するのにとても苦労しました。特に、少人数制のチュートリアルでは、現地学生の学ぶという意欲が大変高く、皆が積極的に授業に参加していて、私はかなりの焦りを感じました。そこで、私はインターネット上でレクチャーを何度も聞き直し、教科書もしっかり読み込んでチュートリアルに臨むようにしていました。また、授業の一環で「模擬国連会議」というものがあり、約1〜2ヶ月間、この会議へ向けて現地学生とグループワークを行いました。このグループワークは、全て授業外で自主的に行わなければならず、不安もありましたが、自分から積極的に参加しようという意欲を示せば、皆快く受け入れてくれたので、最後までメンバー同士協力して取り組む事ができました。模擬会議当日、チームとして良い結果も残す事ができ、自分自身への自信にも繋がりました。

 

Pixel to Printは、Photoshopというソフトウェアの基本的な使い方を学びました。2〜3週間をかけて1つの作品を作り、それを授業内でプレゼンテーションするという事を繰り返し行いました。具体的には、自分で撮った複数の写真を合成して一つの写真にしたり、雑誌の1ページを4つに破いたものをスキャナーでパソコンに取込み、それを繋ぎ合わせて元の1枚に戻したり、といった内容でした。レクチャーでは、色々な作品を鑑賞したり等、美術館等のアート好きな私にとってはとてもワクワクする授業でした。プラクティカルで具体的な作業が好きな人にはとてもオススメの科目だと思います。

留学生活全般・メルボルン・オーストラリアについて

メルボルンは、オーストラリアで最もヨーロッパ風の街と言われているだけあって、街並がとても綺麗です。歴史的な建造物が建ち並び、トラムと呼ばれる路面電車が街中を走っています。また、至る所にカフェがあり、私は友人と色々なお店に足を運びました。更に、メルボルン周辺には、日帰りで行ける素敵な場所が沢山あります。有名な観光地であるGreat Ocean Roadやペンギンの散歩が見られるPhillip Island、ワイナリーで有名なYarra Valley、ゴールドラッシュの面影を残すBendigoやBallarat等があります。また、私は長期休暇を利用してAdeladeやSydney、Tasmaniaへ旅行したり、Deakin大学でのプログラム修了後にオーストラリアを一人旅しました。オーストラリアはどこへ行っても大体治安が良いので、安心して生活できると思います。また、あらゆる民族が混在している為、食生活にも困らないと思います。

 

ホームステイについてですが、私は最初オーストラリア人家族の家にホームステイをしました。しかし、残念ながら相性が合わず、2ヶ月後にはシェアハウスに移りました。シェアハウスのオーナーは、同じDeakin大学に通う20歳の女子学生でした。大学での勉強を心配してくれたり、とても親切にしてくれましたし、良い距離感を保って生活する事ができました。

 

これから留学する方へのアドバイスとして、留学前に英文を読む訓練をしておく事をお勧めします。現地の大学では、授業の予習や復習、レポート等で、かなりの量の本や資料を読むことになります。私は、リーディングが苦手で語彙数も少なかったので、読むのに膨大な時間がかかってしまい、大変苦労しました。なので、留学前に英字新聞や英語小説を読んだりして英語の文章に慣れておくと、かなり楽になると思います。