M 様

ウィリアム・アングリス・インスティテュート(WAI)

留学期間:6ヶ月

WAIの授業について

私が選んだ留学生用のカリキュラムでは、コースごとに選択する授業がある程度決まっている現地の 学生に比べ、自分の好きな授業を比較的自由にとることができました。

具体的な授業内容

私は、WAIで主に、以下の4つの授業をとりました。“食糧生産”についての授業、“美食学”の授業、 “発酵”についての授業、調理の実践授業です。現地の学校に行く前に、授業を選択しましたが、 その時は、授業内容の説明を読んでもどんな授業かあまり分からず、何となく、で選んでしまいました。 しかし学校のオリエンテーション後、担当の先生が一つ一つどんな授業なのか詳しく説明してくださり、 自分が本当に興味のある授業を選び直すことができました。

食糧生産の授業 世界規模で、食糧生産について考える授業でした。現在の食糧生産の状況や問題点 などを、環境問題も視野に入れた、広い枠組みのなかで学びました。食べ物の大切さや重みを痛感する 授業でした。 

美食学の授業  哲学的な観点から“食べること”について考えました。歴史と共に人類と食の関係性に ついて学んだり、現代人の食に対する考え方などを授業の中で議論したりしました。 

“発酵”についての授業  発酵食品について、身の回り、そして体内に数多く存在する“菌”について学び ました。菌と人類の関係を学んだり、自分自身で発酵食品を作ったりしました。納豆や鰹節などの日本 の発酵食品についても学び、違う視点から身近な食べ物について考えることができ、とても面白かった です。

調理の実践授業 キッチンで調理を行う授業です。実際、私は料理などほとんどしたことがありません でしたが、本格的かつ実践的に調理を学ぶことができ、この授業をきっかけに家でも料理をするように なりました。ヨーロッパや東南アジアの料理を主につくり、今まで、レストランでしか食べたことの なかったものを自分で作ったのはとても楽しかったで、料理に興味のある方には是非お勧めです。 包丁の使い方など、基本的なところから教えてくださるので、初心者の方でも大丈夫です。

 

WAIの留学生へのサポートについて/課題について

WAIは、留学生の勉強をサポートするサービスがたくさんあります。私も、課題に苦労したことも ありましたが、WAIのサポートを大いに利用しました。 まず、先生方がとても熱心で親切です。質問しに行くと、親身になって答えてくれ、課題に取り組む際 のアドバイスなどをくださりました。そして図書館には、留学生の課題をチェックしてくださるアドバ イザーの方もいらっしゃいます。 WAIの課題は大きく分けると、プレゼンテーションとエッセイの2種類です。私の場合、プレゼンテー ションは自分で何とか用意することができたのですが、エッセイは、英語での参考文献の書き方が分か らなかったり、自分では気が付かない文法ミスがあったりして、苦労しました。しかし、先生方に重要 なポイントを何度も質問・確認したり、エッセイを提出する前に、アドバイザーの方に一度読んでも らったりしました。当時はとてもこの課題には苦労しましたが、今考えると、英語の参考文献をたくさ ん読んで、エッセイを書き上げたことは、その分野の理解が深まるだけでなく、総合的な英語力の向上 にも大きく貢献したと思います。

お友達との時間

オーストラリア、イギリス、ベトナム、韓国、中国、インド、ポルトガル……といったように、様々な 国出身のクラスメートと共に授業を受けることができたのは、とても貴重な経験になりました。世界各 国の人が話す英語に触れることができたのは、今後英語を使う場面で役立つと思います。WAIでは、 学校内で定期的に多くのイベントが行われます。無料で参加できるパーティーや、手ごろな価格で行け る一日観光ツアーなどがありました。私はワイナリーをめぐるツアーに参加しました。そういったもの に積極的に参加することで、友達の輪が大きく広がるので、是非、参加してみてください。