真鍋 大輔 様

ニューカッスル大学付属英語学校+ニューカッスル大学スタディーアブロード

留学期間 2012年2月からニューカッスル大学附属英語学校
2012年7月からニューカッスル大学Study Abroad(以下:SA)プログラム

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インタビューをしたホテルのロビーにて

MEC:真鍋さんこんにちは、今年2月にご出発をされてから早5か月が経過しましたが、お元気そうですね。

はい。おかげさまで!

カルチャーショック体験は?

MEC:留学されてからのニューカッスルでの生活についてお話を伺わせて下さい。 今回の留学が真鍋さんにとって初めての海外生活となりましたが、何か大きなカルチャーショックを経験されましたか? 

カルチャーショックについてですが、自分は愛媛県(四国)の高校を卒業後、同志社大学に入学をし、大学一年目の一年間は、京都で一人暮らしをしました。ですので、一人暮らしをした経験があり余りカルチャーショックはありませんでした。
ただ、初の海外生活ということと、元来、心配性のため、こちらに来たての頃は、週末あまり出歩くことが多くなかったように思います。
2月は日本の春休みでニューカッスル大学が提携をしている山口県や他の地域からも日本人の大学生が短期留学に来ており、彼らとシドニー旅行をしました。でも今の時期(6月)、ほとんど日本人留学生はいません。

ホストファミリーとの関係

MEC:真鍋さんはホームステイをされていますね。 ご家族はミュージシャンのご主人とフィットネスクラブを運営している奥様という構成ですが、確か真鍋さんはギター演奏が趣味でしたよね?

そうです。 ホームステイのお父さんは70歳を過ぎていますが、まだシドニーのクラブなどでも演奏をしていてとてもかっこいいです。自分もギターを演奏するのでとても良い環境で生活をさせて頂いています。
お母さんも60代ですがスタイルが良くてとても素敵なカップルです。
自分が生活をしているエリアはアーティストが多いみたいでとても平和で治安の良いエリアです。
またお母さんはニューカッスル大学のスタッフの人とも交流があるようで大学のスタッフの方たちにはいつも良いサポートを頂いています。病気をした時もとても親身になってお医者さんに連れて行ってくれたりして安心して生活をすることが出来ます。

コミュニケーション能力の大切さ

MEC それは良かったです!現地のスタッフやホームステイの方からのサポートがあるのはとても心強いですね こういう表現が適切かわかりませんが、あくまでも私見ですよ。 留学生活がうまくいく秘訣の一つには留学生の性格は重要だと思います。 人間同士なので英語力がまだ十分であるか無いかより、コミュニケーション能力あるいは人間力がある学生には、あなたのファミリーのようにより親身にサポートをしてくれるのかも知れませんね。  やはり人間同士なので「気持ち」良い関係が保てる相手を大切に思うという感情は万国共通ではないかと思います。 また、私の勝手な印象ですが、真鍋さんは、留学前は少し心配性の方かな?と感じる面が多々ありました。でも電話やメールのやり取りなどとても礼儀正しくまた、協調性のある方だと感じていましたので留学生活においての心配はありませんでした。 何気ない日常のコミュニケーションは、やはりその方の「素の部分」が良く表れるので、とても重要なポイントだと思います。 本日久しぶりにお会いして、まず目の輝きがとても印象的でしたし、何より自信を持って行動されているのがわかります。 数回日本でお会いしていた真鍋さんより一回り大人になられた感じです!安心しました。今の生活環境に満足されているようですが、もう少しそのあたりの事を教えて下さい。

バランスの良い生活環境と豊かな自然

ニューカッスルは勉強をする環境としてとても良いバランスを持った場所だと思います。自分のホームステイ先から徒歩5分ぐらいでBlackbuttという国立公園があります。夜になるとコウモリの大群が飛来し、空気がきれいなので夜空に輝く星を見ると平和な気持ちになります。コウモリも多数の星も日本では体験できないので壮観です。
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また今日、山下さんに会う為にニューカッスルの街に来たように、10分ほど電車に乗ればNobby’s Beachのようにサーファーが多く訪れる海岸にも簡単に移動できます。このあたりの景観はシドニーのマンリービーチに似ていますね。とても高級感があふれる素敵なリゾートという感じです。ニューカッスル大学は勉強にはとても専念できるし、また癒しの時間も持てるのでとても生活のバランスがとれます。そして気分転換として都会に行きたい場合、電車かバスでシドニーにすぐ行けます。自分はすでに何度もシドニー旅行を何度かしています。

MEC:いわゆるオンとオフがバランス良く保てるということですね。森と海そしてこのエリアは、塩湖で有名なレイクマッコーリも有名ですね。 先ほど山口の大学生の事がお話にあがりましたが、彼らとの想いでは何かありますか?  また、すでにシドニーには何度も行かれているということでシドニーにもお詳しいようなのでそのあたりの事を教えて下さい。

これは自分にとってちょっとした武勇伝ですが。。。

是非お聞きしたいですね!

サバイバル体験で得たネイティブとの英語による交渉能力!
@シドニー編

実はこちらに来てまだ日が浅い時期でしたが、山口大学の学生達と一緒にシドニー旅行をした時のことです。
オンラインで予約をしたホステルに到着したら、いきなりオーバーブッキングで自分たちの予約がなんとキャンセルされていました。

MEC:それはいきなりのアクシデントですね!皆さんものすごく驚かれたと思いますが、どうされましたか?

そのホステルが別のホテルをアレンジしてくれましたが、メンジーズというシドニーでも高級なホテルでホステルとの差額の支払い方法や自分のクレジットカードがいきなり限度額オーバーであることがわかり突然の問題山積でした。
でも自分はこの旅行仲間で一番英語が出来たので、がぜん頑張って人生で初の「ネイティブに英語で交渉」というものをしてみました。

MEC:頑張りましたね!その交渉はどのように展開しましたか?

一時間ぐらい手振りを交え熱意で高級ホテルのフロントの方を相手に説明をしたところ、最終的にはちゃんと理解をしてくれました。
この体験で一気に自信がついたのと、熱意をもって相手に理解を求めれば道が開けることを経験できました。
何せ大金がかかっていたので自分としては150%本気モードにスイッチオン!でした。

MEC:よく頑張りましたね!そして問題解決を自分の力で達成出来たという事が、大きなきっかけになったということですね。  私も留学生にはよくお話をしていることの一つが、まさに真鍋さんがシドニーで体験されたことです。 トラブルを自分で解決する事ができれば、そこからまた一気にステップアップ出来るきっかけになるでしょうし、何より何とかなるという、自信がつきますよね。 真鍋さんはこの経験をばねに英語力だけでなく、ご自分の精神力も一歩強くなった気がしませんか?新生、真鍋さん誕生おめでとうございます。(笑)

ありがとうございます!(笑) まさに同感です。この武勇伝をきっかけに自分はかなりポジティブな行動と思考を「持てたな!」と確信しました。

英語留学から大学の授業(SA)へ

MEC:なるほど、いわゆる真鍋さんは「持っている!」ですね。 さて、真鍋さんの留学プランは進学に向けて20週間英語を準備し、後半はニューカッスル大学のStudy Abroadプログラムで学部の授業を受けることですが、今までの進捗具合を教えて下さい。

先週15週間の勉強が終わり自分は大学進学が出来るクラスを無事修了しました。
学部のスタートまでまだ5週間ほどあります。基本的には英語学校に属していますが、ニューカッスル大学附属英語学校のアクティビティー担当者のロビンさんのオフィスでアシスタント的な実務をさせて頂くことと、環境ボランティアプログラムにも参加できることになりました。

MEC:それは貴重な経験をさせて頂いていますね。 私たちも数週間前に真鍋さんが無事に学部に直接入れる英語力があることを聞いていたので、英語センターの校長先生に相談をさせて頂き何か有意義なプログラムを真鍋さんに用意してもらえるよう、依頼してみました。良い形でプログラムが提供されて本当に嬉しいです。 これも一種のNegotiationですね!(笑)わがままはあまり宜しくないですが、希望があったら積極的に丁重に相談をしてみることで環境がガラッと改善されるという良いサンプルになったので今後もこのスキルはさらに磨きをかけて下さいね。

ニューカッスル大学およびニューカッスルの人々はとても親切でいろいろな場面で手を差し伸べてくれるので徐々にこちらでの生活に自然と馴染むことができました。

MEC:ではこれから学部でSAに進む訳ですが、授業が始まるまでの5週間に改めて履修科目について再度確認をしてみて下さい。 今日は貴重な週末をインタビューにお付き合い頂きましてありがとうございました。SAの授業に向けての準備と体調管理をしっかりして7月から大学での授業もまた大いに頑張って下さい。またお会いしてSAについてのお話を伺えること楽しみにしています。本日は、ありがとうございました。

取材での感想(MEC 山下多英子)
真鍋大輔さんは2011年、同志社大学GCプログラムの留学説明会でお会いしてから一年位のお付き合いです。
今回は真鍋さんの留学先を訪問した際にインタビューをさせていただき、2012年2月の出発前オリエンテーション以来の再会でした。

ご本人の経験談を通じ、英語の勉強だけでなく、コミュニケーション能力や人間力がとても成長されたことを実感しとても嬉しく思いました。
SAが修了したらまた、ニューカッスル大学での留学について更にバージョンアップされている真鍋さんにお会い出来る事を心より楽しみにしております。
2012年6月16日(土)ニューカッスルにて取材